スプレッドシートからkintoneレコードにコメント(kintone×GAS)

ゆーしゃん
2022.08.18
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概要

スプレッドシートから下記情報を取得し、kintoneレコードに対してコメント通知を行う

レコード番号
メンション先
コメント内容

プログラムを作成した理由

毎月数百件のレコードに対して
【「こちら締切間近ですので、ご対応をお願いします」とコメントをする】
という仕事をたった一人の担当者が行っていたが、

↑業務を引き継いだ別部署から
「毎月数百件も手動通知なんて余力ありません、自動化出来ないですか？」と相談が来た為。

~~こんな同じ事の繰り返しの通知業務を手動でやってたら、私なら発狂します←~~

ソースコード

※「コメント通知」箇所を抜粋し、サンプルして紹介
※「スプレッドシートから情報を取得」部分は省略

// テスト用
function test_post_comment(){
  // app情報
  const APP_ID = XXX
  const DOMAIN = "ドメイン"
  const LOGIN_USER_NAME = "ログイン_ユーザー名"
  const LOGIN_USER_PASS = "ログイン_パスワード"
  // サンプル通知用
  let record_id = 1
  let comment_contents = "GASからkintoneレコードにコメントを追加しました"
  let send_user_name = "通知先メンション"
  // kintoneの指定レコードに対しコメント投稿
  post_commment(APP_ID, DOMAIN, LOGIN_USER_NAME, LOGIN_USER_PASS, record_id, comment_contents, send_user_name)
}
// 概要：kintoneの指定レコードに対しコメント投稿
// 第一引数：APP_ID
// 第二引数：ドメイン名
// 第三引数：コメント通知を行うユーザー名
// 第四引数：コメント通知を行うユーザーパスワード
// 第五引数：レコードID
// 第六引数：コメント通知内容
// 第七引数：メンション先ユーザー名
function post_commment(app_id, domain, login_user_name, login_user_pass, record_id, comment_contents, send_user_name) {
  console.log("コメント投稿処理：開始")
  let  post_comment_payload = {
    "app": app_id,
    "record": record_id,
    "comment": {
      "text": comment_contents,
      "mentions": [
        {
          "code": send_user_name,
          "type": "USER"
        }
      ]
    }
  }
  //コメント送信内容
  var post_comment_option = {
    method: "post",
    contentType: "application/json",
    headers: {"X-Cybozu-Authorization" : Utilities.base64Encode(login_user_name + ":" + login_user_pass)},
    payload: JSON.stringify(post_comment_payload)
  };
  try{
    // コメント送信実行
    let response = UrlFetchApp.fetch("https://" + domain + ".cybozu.com/k/v1/record/comment.json", post_comment_option);
  }catch(e){
    // 強制終了
    console.log("上記のレコードのコメント送信処理でエラーが発生しました。\\n 詳細：" + e)
    
  }
  console.log("コメント投稿処理：終了")
  // 処理終了
  return
}

// テスト用

function test_post_comment(){

// app情報

const APP_ID = XXX

const DOMAIN = "ドメイン"

const LOGIN_USER_NAME = "ログイン_ユーザー名"

const LOGIN_USER_PASS = "ログイン_パスワード"

// サンプル通知用

let record_id = 1

let comment_contents = "GASからkintoneレコードにコメントを追加しました"

let send_user_name = "通知先メンション"

// kintoneの指定レコードに対しコメント投稿

post_commment(APP_ID, DOMAIN, LOGIN_USER_NAME, LOGIN_USER_PASS, record_id, comment_contents, send_user_name)

}

// 概要：kintoneの指定レコードに対しコメント投稿

// 第一引数：APP_ID

// 第二引数：ドメイン名

// 第三引数：コメント通知を行うユーザー名

// 第四引数：コメント通知を行うユーザーパスワード

// 第五引数：レコードID

// 第六引数：コメント通知内容

// 第七引数：メンション先ユーザー名

function post_commment(app_id, domain, login_user_name, login_user_pass, record_id, comment_contents, send_user_name) {

console.log("コメント投稿処理：開始")

let post_comment_payload = {

"app": app_id,

"record": record_id,

"comment": {

"text": comment_contents,

"mentions": [

{

"code": send_user_name,

"type": "USER"

}

]

}

//コメント送信内容

var post_comment_option = {

method: "post",

contentType: "application/json",

headers: {"X-Cybozu-Authorization" : Utilities.base64Encode(login_user_name + ":" + login_user_pass)},

payload: JSON.stringify(post_comment_payload)

};

try{

// コメント送信実行

let response = UrlFetchApp.fetch("https://" + domain + ".cybozu.com/k/v1/record/comment.json", post_comment_option);

}catch(e){

// 強制終了

console.log("上記のレコードのコメント送信処理でエラーが発生しました。\\n 詳細：" + e)

}

console.log("コメント投稿処理：終了")

// 処理終了

return

}

引数の解説

APP_ID：URL内の「k/」以降の数値
※アプリ毎、環境毎に異なるので注意

DOMAIN：URL内の「https://」と「.cybozu.com」の間の文字
※環境毎に異なるので注意

LOGIN_USER_NAME：kintoneに登録されている「ログイン名」を指定
※通知用のユーザーを追加するのがオススメ
(↓では「GAS」というアカウントを追加している)
※「ログイン名」は日本語非推奨

LOGIN_USER_PASS：通知アカウントのパスワードを指定
※コード上にパスを書く為、通知用のユーザーを追加するのがオススメ

record_id：コメントを通知したいレコード番号を指定

comment_contents：通知文章

send_user_name：メンション先ユーザー名

実際の使い方

上記ソースコードは「1レコードに対し、1回コメント通知」という内容の為、
スプレッドシート全行に対して実行するには下記流れとなります。

スプレッドシートにkintoneレコード情報反映(手動でも、自動でもOK)
レコード番号、通知先メンション、通知文章等をセルから取得
ループして1行毎に「post_commment」関数をコールする

また、運用するにあたって「この条件を満たしているレコードのみ通知したい」となった場合は、

下記コード、画像のように「関数の結果が◎の場合のみ通知」としておけば、
関数の修正のみで臨機応変に条件を変更出来ます。

//kintoneコメント送信フラグが「◎」の場合
if(kintone_send_flg === "◎"){

    // コメント送信処理実行
    post_commment(APP_ID, DOMAIN, LOGIN_USER_NAME, LOGIN_USER_PASS, record_id, comment_contents, send_user_name)

}

//kintoneコメント送信フラグが「◎」の場合

if(kintone_send_flg === "◎"){

// コメント送信処理実行